こんにちは!
ワイン酒場ウラッチェ!オーナーの卜部(うらべ)です。
今日は、「そもそもワインって何?」というお話をさせて頂きます^^
ワイン、飲んでみたいけどよくわからない!
なんだか難しそう!!とおっしゃる方は、多いですよね。
確かにワインって、ちょっと敷居が高かったり、ワインの名前も舌を噛みそうだったり、なんだか小難しいですよね。。
今日は、そんなあなたのために、「ワインの基礎の基礎」をお話させて頂きます♪
【お酒の種類って?】
ワインのお話の、その前に・・・
お酒にもいろいろな酒類がありますが、大きく分けると
・醸造酒
・蒸留酒
・混成酒
の3つに分かれます。
「醸造酒」は、お酒の原料となるものがあって、それを発酵させたお酒。
「蒸留酒」は、醸造してできたお酒を沸騰させて、水蒸気を集めて冷やして、アルコール度数を高めたお酒。
(水は100度、お酒は約78度で蒸発するので、アルコールの方が早く蒸発します)
「混成酒」は、これらは混ぜたお酒です。
※わかりやすくするために、かなり噛み砕いて表現しています※
【ワインは醸造酒】
ワインは「醸造酒」に分類されます。
「醸造酒」は、他にはビールや日本酒がそうです。
ビールは麦、日本酒は米が原料ですが、醸造するには糖分が足りないので、まずはでんぷんを糖に変える「糖化」という作業が必要だったり、水分も足りないのでお水を追加する「加水」を行ったりします。
※アルコール発酵=糖分がアルコール(と炭酸ガス)に変わるので、糖分が大事なんです※
ワインは「ブドウ」が原料ですが、ブドウは十分な糖分があるので「糖化」も必要なければ、「加水」も行いません。
つまりワインとは、純粋に「ブドウだけ」でできている飲み物です。
(厳密に言うと、酵母や酸化防止剤は使われています)
【ブドウ品種が大事!】
ワインはブドウのみから造られているため、どんな「ブドウ品種」が使われているのかが、とっても重要です。
ちなみに、ワイン用のブドウは食用のブドウとは全然違います。
みなさんが食べるブドウは、果皮が薄くて、種が小さかったり無かったりしますよね。
ワイン用は果皮が分厚く、粒が小さいものが多いです。
その品種は、土着品種(その地域のみで栽培されるローカル品種)も含めると1500種類以上あると言われています。
えっ!?そんなにあるの??
覚えられないよ。。
と不安になったあなた!
大丈夫です^^
ソムリエ資格を持っていえる人でも、さすがに全部覚えている人は少ないです。
後述しますが、国際品種と呼ばれる、世界中で造られているいくつかの品種を覚えておけばOKです^^
【産地も大事!】
もうひとつ大事なのは、どこで造られたワインなのか=産地です。
ヨーロッパで、紀元前からワインを造っている国を「伝統国」や「旧世界」と呼び、大航海時代の15~17世紀頃から作り始めた国を「新世界」や「ニューワールド」と呼びます。
私の主観ではありますが、伝統国であるフランスでは、綺麗でエレガントな造りのワインが多く、ニューワールドであるアメリカのカリフォルニアでは、パワフルで力強い味わいのワインが多い印象です。
(一般的な傾向であり、もちろん、全てが当てはまるわけではありません)
というように、産地によって味わいの傾向が違います。
【つまり、ワインとは・・・??】
ブドウの「品種」×「産地」によって、味わいの傾向が決まります。
主要どころの「品種」や「産地」の特徴を覚えて、いろいろと飲んでみることで、ご自身の好みがわかってくると思います。
「ヴィンテージ」と言われるブドウの収穫年や、造り手さんのこだわりや手法によっても変わるので、なかなか一筋縄ではいかないかもしれませんが。。
なので、とにかく飲んでみることをおすすめします!!
品種や産地が同じでも、造り手さんが違うと、ガラッと印象が変わることもあります。
つまり、飲むしかないのです!笑
そして、ワインを飲んだらメモをすることをおすすめします。
無料のアプリもいろいろ出ていますし、ボトルの写真を撮って、写真に直接「○」や「△」、「×」を書いていくだけでも、知識のストックになりますよ!
【お店の人にどんどん聞きましょう!】
そして、お店の人にどんどん聞きましょう!
このワインはどんなワインですか?品種は?産地は?特徴は?
聞いて選んで、飲んでもいいし、飲んでから聞くことで、答え合わせしてもいいと思います。
その道のプロに聞くことは全然恥ずかしいことではないですし、プロの言葉を聞くことで、知識も深まります。
たくさん飲んで、その中からあなたの「好みの傾向」を得て、楽しいワインライフを送られることを、心から願っております!